上海4日目:飛行機乗り遅れ
8:30
ホテルからタクシー乗車
小豆色の車体、てっぺんのランプにも「TAXI」のみで社名がなかったので、個人タクシー。
事前情報では「利用しない方がいい」とのことだったが、この運転者さんは何の問題もなくとてもよかった。
行先はホテルのドアマンに伝え、ドアマンから運転手へ伝えてくれたので、運転手との会話はほぼ無し。
9:00
浦東国際空港到着
150元 スムーズに到着。
空港にはいる為の手荷物検査、中国東方航空のカウンターでのチケット発行、荷物を預ける。
9:30
朝ごはん
麺は初日と同じ春雨みたいなやつ。
肉がレバーのような風味で「肉の何かの部分を固めた物体」って感じ、中国、台湾特有のこの獣くさい感じの肉、苦手。
荷物検査、出国手続き(入国手続きのとき返された半券みたいな紙に記入の上、提出の必要有)は、どちらも大行列(多分朝の時間で出発する人がたくさんいるから)。
まあまあのテンポで進むのでそこまでストレスではないが、待つので時間に余裕を持って行く必要あり。
10:30 搭乗開始/11:15 出発のチケットで、我々が搭乗ゲートに着いたのが11:00。
「飛行機の出発、登場開始はいつも遅れるもの」だと思っていた我々は、開いていない搭乗ゲートを見て、便名も確認せずに『搭乗開始が遅れているんだな』とイスに座って待つ。
11:15になっても開かないので便名をよく見ると、自分のチケットとは違う番号(行先は同じだった)。不安になって搭乗口にいるスタッフにチケットを見せながら聞くと『この便はもう出発しました。』
つまり、飛行機に乗り遅れた。
こんなことをしてしまったのは初めて。
しかも原因は(いろいろあったけど簡単にまとめると)、100%自分たちの勘違いで、間に合う時間に空港についていてチェックインまでしていたのに、取り残されてしまった。
搭乗口で乗り遅れていることを教えてくれたのはJALの日本人スタッフ。
動揺して、今から何をすればいいのか聞くと「出口があるので、チェックインカウンターまで戻ってチケットを取り直してください。出国手続きのゲートを通るとき“出国手続きのキャンセル”をする必要もあります。」
もちろんこの人は仕事があるのでついてきてはもらえないが、この時はじめに自分たちのするべき流れを教えてもらえたので、後々言葉の分からない中いろんなことが行われるのを見ているとき、『たぶん今はお姉さんの言っていた~~の部分をやっているんだな』と理解し、安心して待つことが出来た。ありがとう~><
出口に向かうとセキュリティが立っていた。『なぜ出るんだ?』みたいな顔をされたので説明しようとしたとき、タイミングよく我々の乗る中国東方航空の男性スタッフが通りかかった。2人に対してチケットを見せ(→出発時間を過ぎているので乗り遅れたことは一目瞭然)、いろんな英単語を並べたら、すぐに理解してもらえた。
出口のセキュリティを抜けた後、男性スタッフが『ついてきて』という仕草をして、出国手続きゲートの中央にある自分たちだけでは近寄りがたいところにつれて行って、そこのスタッフに事情を説明してくれた。
パスポートを読み込んだ後、ついさっき押されたばかりの“中国出国20171016”のスタンプの上から、赤字で“キャンセル”のスタンプが押された。データベース上の出国したという記録を消した様子。
4人すべてのそれが終わった後、男性スタッフは「チェックインカウンター、H26、フリーチェンジ」と言ってバイバイ。とても優しい対応だった。
Hの26番窓口に行き、「フライト、チェンジ、プリーズ」と言いながらパスポートとチケットを渡すと、クールなお姉さんは特に何も言わず作業を始めてくれた。何度か電話をかけたり、PCで何かをやってしばらく不安になりながら待っていると、パスポートをスキャンした後チケットらしきものを発見しているのが見えた。
てことは、今日中に帰れて、4席空きがある便が見つかったってこと!?と内心嬉しく思ったが、お姉さんはチケットは見せず、フライトに関することは何も言わず、「12:30 ゴーバック」と言った。*go back(=戻る、帰る)
このとき11:45。
不安に思いながら待っていると12:15頃、私たちのキャリーケースを台車に乗せてH26のカウンターに向かって運んでいく男性スタッフを発見!
荷物は人間と同じ飛行機に乗せて運ばれるもので、私たちは乗り遅れたけどチェックインは済ませてあったので、荷物だけ成田へ出発してしまったと思っていた。
*後日ネットで見たJALの特集によると、チェックインカウンターで預けた荷物はコンテナに入れられて、該当の飛行機の下まで運ばれるが、搭乗口を〆切った時点で持ち主が載っていないと、コンテナから出されて空港に残されるらしい!搭乗口でチケットを読み込むのはその為もあったんだ!
私たちの場合が*とまったく同じだったかは分からないけど、これは嬉しかった。
そしてお姉さんが(チケットはもう取れてるはずなのに)「12:30に戻ってきて」と言ったのは、荷物を回収して運んでくるまでの時間があったからみたい。
12:30にカウンターを覗くと同じお姉さんが待っていて、1人ずつ名前を呼ばれ、順番にカウンター前におかれていた自分のキャリーケースを持ち上げてベルトコンベアーへ。そして新しいチケットをもらった。(普段のチェックインと同じ要領。)
クールなお姉さんは最後もクールで、なんてことないわよ、みたいな顔で次の客の相手を始めてしまったが、私たちは助けてもらえたことが本当に嬉しかったので「謝謝!」と何度も言ったらこっちを見てうなづいてくれたのが可愛かった。
新しいチケットは16:10搭乗開始/16:55出発。時間はたっぷりあったが、ひとまず今日中に日本に到着できることがとてもありがたい。席はもちろんバラバラだけど、全員の姿を見れるような比較的近い距離だった。
再度同じように荷物検査、出国手続きを済ませ、お昼ご飯。
今回は時間に余裕を持って、搭乗口近くの席を陣取り、待機。
隣の搭乗口は16:00搭乗開始の香港行き。
16:10になってもどちらも動きなし。ドキドキ。
外の天気は午前中より強い風と雨。
16:20
使用する機体の戻りが遅れているようで、香港行きの出発が遅れる~みたいなアナウンス。周りの客たちがどよめく。
同時に我々の乗る成田行きが搭乗開始。よかった~!
飛行機に入ってからはスムーズ。時間通り出発。
機内食(選択肢1つのみ)が配られ、内容は煮物・ご飯・こんぶと煮物?・スイカ・パン・ピーナッツ・水。
スイカだけ食べたけど甘くない。
20:40
成田空港 到着
飛行機が地上についてから止まるまで、たっぷり10分くらい移動。
入国審査で「お疲れ様でした」と言ってもらい(→いつも言ってくれる気がする)、日本クオリティにほっとしつつ荷物のピックアップに向かうと珍しく一番先頭で4人分そろって出てきた。
21:10 解散